ホームセンターで買える昆虫マットでクワガタの幼虫は大きく育つのか?

みなさんこんにちは!MUSHI-KUNです^^

今回は、クワガタ飼育に関する素朴な疑問について実際に検証していこう!というコーナーです。
せっかくクワガタ研究所という名前なので,今後は検証・実験の過程とその結果を紹介できたらなと思います^^

さて今回のお題は「ホームセンターで買える昆虫マットでクワガタの幼虫は大きく育つのか?」というとても単純な疑問です。まあ言い換えれば、昆虫専門店で売っているような本格的なマットと同じようにそれなりに大きな成虫が羽化するのか?ということ。

クワガタを本格的にやっているなら、専門店のマットを店舗やネットで購入すればいいですが、初心者の方やお子さんの自由研究ではそこまで本格的すぎなくても…と思ってしまう方はいると思います。なんてったって本格的なマットは物にもよりますが基本は値段が張ります。また、クワカブ専門店が近くになければ行くのも大変ですし、ネットで注文すると送料で1000円くらいは取られてしまいます😅

そこで、これからクワガタを始めたい方でも手軽に手に入り比較的安価な「ホームセンターの昆虫マット」でも、クワガタの幼虫が大きく育ち大きな成虫が羽化したら嬉しいですよね!ということでこれを検証していきたいと思います!

 

今回検証に使用するマットはフジコンさんの「クワガタ育成マットPRO」です。こちらはホームセンターで手に入れることができるクワガタ用の発酵マットです。一応比較対象として専門店でしか手に入らない本格的なマットでも幼虫を飼育したいと思います。まあどちらが大きく育つかはなんとなくわかりますが、今回の実験はどちらが大きく育つかではなくホームセンターで買えるマットでどれだけ成長させることができるのかという点に注目したいと思います!

こちらが大手昆虫用品メーカーであるフジコンの「クワガタ育成マットPRO」。フジコンはオオクワガタのメッカである大阪府の能勢町に本社を構え、店舗ではクワガタの生体からオリジナル商品まで様々な商品が豊富に揃っています。幼虫用の発酵マットも数多く出しており、プロブリーダー向けのものから一般・初心者向けの比較的安価なものまで種類豊富です。

クワガタ育成マットPROは、名前に「PRO」とついていますが、プロブリーダー向けのマットではなさそうです。人が目を引くような迫力のあるパッケージデザインから初心者や子供が訪れるホームセンターや総合ペットショップ向けなのだと思われます。ただホームセンターで見かけるマットの中ではグレードが高いです!添加剤入りの発酵マットなので通常の朽木マットよりは幼虫の成長に適した物にはなっていると思われます。

このクワガタ育成マットPROは専門店に行かずともホームセンターで手に入ることや大量仕入れ品であるからかネットショップでも送料でクワガタ用発酵マットの中では比較的安価で手に入ります!


フジコン クワガタ育成マットPRO 5L

 

比較対象はプロブリーダー御用達のマット

比較対象として用意したのがある昆虫用品メーカーから出ているプロブリーダー御用達の幼虫飼育マット!このマットは大型が作出できることでクワガタブリーダーの中ではとても有名です。ここではA社マットとしましょう。

 

検証方法

・クワガタ育成マットPROでサキシマヒラタクワガタ(石垣島産)の幼虫4頭飼育。また比較対象としてA社マットで同じく同種同産地の幼虫を4頭飼育する。(クワガタ育成マット×4+A社マット×4=計8頭)
・幼虫飼育容器は800cc専用クリアボトルを使用。(容器の容量や形状により成長に差がないよう製品を統一)
・マットは2〜3ヶ月ごとに新しい物に交換。マットの劣化等による生育の差が出ないよう全て同じ日に交換するものとする。
・幼虫の成長度合いを知るためマットの交換ごとに幼虫の体重を測定する。
・成虫が羽化し1ヶ月経過後掘り出し体長を測定。

 

検証準備

使用する飼育容器は菌糸ビンにもよく使用される一般的なクワガタ幼虫飼育用のクリアボトル容量800ccです。今回はフジコン4本、A社4本で計8本で実験。5Lマットを使うと800cc(ml)ボトルで4本でピッタリといった感じです。5Lだからと言って1000cc(ml)のボトル5本にピッタリ入るわけではないようです。ご注意を!

 

こちらはクワガタ育成マットPRO。見た目、匂い、手触りは朽木マットに近いです。朽木マットよりは多少発酵が進んでいる感じはあります。オオクワ用だとたまにこういう見た目のマットも見ますが、プロブリーダーが使用する一般的な万能系のマットはもっと発酵が進み焦茶色のものが多い印象です。ヒラタでの実験なのでこの発酵度合いがどう影響してくるのか気になるところです。

 

そしてこちらは比較対象のA社マット。色は濃い焦茶色で粘り気もあり発酵が進んでいます。幼虫が大きく成長しそうな気がしますね。

どちらも加水をし水分が馴染んだらクリアボトルに詰めていきます。

 

そして今回の検証に参加してもらう幼虫達。割り出したばかりの石垣島産サキシマヒラタの2齢幼虫です。なるべくオスがよいので頭が大きめで卵巣らしきものが見えないものを選びました。2齢だと雌雄の判別が難しくヒラタの幼虫はオスでも卵巣のようなものが見えることがあるので厄介です😅

幼虫を投入!(検証開始 2025年1月26日)

どちらのマットも幼虫が嫌がることなく潜っていってくれました!

投入完了!

幼虫は室内(常温)で管理します。冬場は朝方12℃くらいまで下がり日中は高くて20℃くらいです。サキシマヒラタの生息する石垣島や西表島の冬場の気温より若干低いくらいといった感じなので加温するほどではないでしょう。

 

はい!ということで今回は準備と幼虫の投入を行い検証を無事スタートすることができました!今後の成長が楽しみです^^

 

また3ヶ月後、次のマット交換の時に途中結果を上げていこうと思います!

 

それでは✋

 

 


フジコン クワガタ育成マットPRO 5L

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