みなさんこんにちはMUSHI-KUNです^^
今日は今私が思っていることを自由気ままに雑談形式で書いています。デスマス調やである調がめちゃくちゃに混ざってるなどテキトーにゆるく書いていますが、興味がある人、暇な人はぜひ読んでいってください^^
クワガタの飼育経験がある人はわかると思いますが、ブリード時に幼虫飼育に使った大量の廃マット。なんだか捨てるのはすごくもったいないですよね。
なので私は家庭菜園の肥料や土壌改良剤として使用しています。ただここで疑問に思ったのが本当に効果が出ているのか?というところです。ちゃんと比較したことがないので効果がわからないだけなのですが、気になるところではありますね。
ネットで色々調べてみました。クワガタの廃マットに関してはあまり出てきませんでしたが、カブトムシの幼虫の糞を肥料について書かれた記事はたくさん出てきました!するとカブトムシの幼虫の糞を肥料にすることに対する色々な意見が横行していたのです。
カブトムシの幼虫のフンには植物の根の成長を阻害する効果がある?
肥料として使うと育ちが良くなるという意見もあれば、肥料としてはあまり効果がないが土壌改良剤として効果を発揮するという意見も。また、気になる意見が、なんとカブトムシのふんを肥料として土に混ぜると植物の根の張りが悪くなり育ちにくくなるということが書かれていたのです。理由としては、カブトムシの幼虫は蛹室という部屋を土の中で作り、この中で蛹になり羽化し成虫なるのだが、この蛹室に植物の根が侵入しないよう、糞の中に植物の生長を阻害する何らかの化学物質が含まれているというものである。
アレロパシー効果に似た作用?
上記は個人の見解のため根拠はないが、研究がされていないだけで可能性はないとは言い切れない。そこで私は「アレロパシー」に似た作用があるのではと思った。植物では、セイタカアワダチソウやアスパラガス、クルミなどがアレロパシーという物質を放出し、他の植物の生長を阻害するといったものがある。カブトムシの幼虫のフンにも似たような物質が含まれる可能性はあるかもしれない。
そもそも植物の根に蛹室が壊される可能性は低い?
カブトムシの幼虫が生息しているのは雑木林の林床の腐葉土の中、それも落ち葉だまりの下や朽ちた倒木の下にいることが多い。こういう環境では全くとは言わないがそもそも植物が生えにくい。また、カブトムシの幼虫は基本集団で見つかることが多く、この大きな幼虫が土をかき回す環境では、幼虫でいる間は逆に植物が育ちづらくなる。そして蛹になるために蛹室を作るのは幼虫がいた腐葉土より下の層(より地中深い所)であることが多いので根が到達することがあまりないのではないか。
植物の種類や根の太さによるかもしれないが、根は空洞を貫通するのではなく空洞を避け、洋室の壁面を沿うようにして根を張るので蛹室が崩されることはないのではないか。
そんなわけで、カブトムシの幼虫のフンは植物には良くないかもしれないし、そんなことはないかもしれない。これはいつか実際に実験してみようとも思った。現在カブトムシは飼育していないのでいつになるかはわからないが。
前置きが長くなったがここからが本題!
私はクワガタを飼育しているので大量に出るのはクワガタの幼虫のフン。実際クワガタの場合フンががマットに混ざり分の形はあまり残らないし、交換時もマットの全てを食べ尽くすような事はない。なのでここでは廃マットと呼ぶことにする。この廃マットは花や野菜の肥料として効果を発揮してくれるのだろうか。経験上植物が育たないといった事はなかった。植物の生長阻害物質はないとは思われる。ミヤマクワガタなど一部の種類を除きクワガタの幼虫は朽木の中で生活するため基本植物の根に蛹室を壊されることはないのでそのような物質を出す必要はない。
クワガタの幼虫の餌となる発酵マットは朽木を粉砕したものに、小麦粉や麩など栄養価の高い添加剤を混ぜ醗酵させたものである。そのため豊富な有機質を含んでいる。植物自体は有機物を直接吸収する事はできないが、微生物が有機物を無機物に分解することにより植物の栄養となるのだ。発酵により分解されやすい状態になっているので肥料として向いているだろう。
クワガタ用発酵マットは有機物が多いことから土壌改良剤としても適していると思われる。朽木でできたマットはミミズやワラジムシ、カビなどの菌類、その他多くの微生物の餌や住処となりこのような生物が生活することにより団粒構造ができ、多くの植物の生育に理想とされる通気性・排水性・保水性が良い土ができる。
このようなことからクワガタの幼虫飼育に使用した廃マットは植物を育てるのに適していると思われます!自然の摂理からすると全ての物質は循環しているので朽木でできたマットは分解されたら植物の栄養となるのは当たり前ですが、どれくらい成長が良くなるのか、またフンにより生育が悪くなるのか、この辺りの結果が気になります。
今後実際に実験をやってみたいと思っています。廃マットが肥料として優れていれば、生態学的にも経済学的にもエコ。環境にもお財布にも優しい!
ということで今回はクワガタの幼虫飼育に使った廃マットを植物の肥料への利用の可能性について雑談しました!次は実際に実験をしていきたいと思います!
それでは✋
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