みなさんこんにちはMUSHI-KUNです^^
今回はサメについての話題です。
前回のサメの回では、全国のサメ食文化について触れました。
前回は、広島県三次市・庄原市、青森県外ヶ浜町三厩、栃木県の3地域を紹介しました。どの地域もサメ食文化が強く根付いていましたね^^
3地域紹介したうちの2地域が海の接しない内陸部でした。
とれたての新鮮なサメが手に入る沿岸部ならまだしも、郵送に時間がかかる内陸部(主に山間部)でなぜ生のサメを食べるの?
しかもサメは時間が経つとアンモニア臭くなり、食べれたもんじゃないのでは?と思われた方も多いでしょう。
山間部でサメ肉が食べられているのには “なるほど” と思える理由があります!
今回はその理由について話していきます。
山奥でサメを食べる理由
結論から言うと、サメの肉は「他の魚と異なり長時間経っても腐りにくく、沿岸地域からの長時間輸送に耐えられた」からです!
え!?すぐに臭くなるってことは腐敗も早いのでは?!と思われる方もいると思います。
実はこの臭いの原因であるアンモニアは細菌類の発生を抑制する作用があり、腐敗を遅らせてくれるのです!
なんと、2週間経過しても刺身で食べることができるそうです!
冷蔵技術が発達していなかった時代には海から離れた山間部で生の海産物を食べることができませんでした。
そこで唯一生で食べることが可能だったのがサメやエイといった軟骨魚類だったのです。
なぜ軟骨魚類は死んでしまうとアンモニアが多く発生するのかは、また別の機会で詳しく話していきたいと思います!
冷蔵技術が発達していなかった時代は、山間部地域で食べられる魚介類はサメが主流だったようです。
このような地域では、サメは正月やお祭りといった「ハレの日」には欠かせない料理だそうです。
現在は冷蔵技術が発達し、新鮮な魚が食べられるようになったためサメの需要は以前に比べて落ちてしまいましたが、スーパーなどでは今でも普通にサメの切り身が売っています。
栃木県では給食でもサメが出るくらいですからね!
という事で今回は山間部地域でサメ食文化が存在する理由についてお話ししました!
山奥に住んでいたって魚の刺身は食べたいものです😋
そんな憧れもあったのだと思います!
次のサメの回ではサメがアンモニア臭くなる理由について話していこうと思います!
それでは✋
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