サメを食べる人々!? 日本のサメ食文化について

みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです!

 

今回はサメについて話していこうと思います。みなさんはサメを食べる人々をご存知でしょうか?

 

なんだかこれだと、ゴッホの「じゃがいもを食べる人々」みたいにに聞こえますね笑

 

まあ、サメ食文化がある地域が存在するってことです。

 

「サメを食べる」といって一番に思いつくのが、高級中華料理の「フカヒレ」だと思います。サメの肉自体を食べるなんてあまり聞きませんよね。

 

しかも、サメはアンモニア臭くて食べるもんじゃない。って思っている人も多いと思います。

 

そもそもサメって食べれるの?!って思う人もいるのではないのでしょうか。

 

実はサメの肉は食べれます。しかも日本ではサメを日常的に食べている地域があるのです。

 

今回はサメの食文化がある代表的な地域を紹介し、各地域での主なサメ料理、利用されるサメの種類を紹介します!

 

①広島県三次市、庄原市及びその近隣地域

主な料理:刺身、湯引き、煮凝り

利用種:ネズミザメ、アオザメ、シュモクザメ等

 

最初に紹介するのは、なんと広島県!瀬戸内海に接しているとはいえ、サメのイメージなんてあまりありません(自分は生まれていませんが、1992年の瀬戸内海サメ騒動が思い浮かぶ人もいるかもしれません)。

 

しかも、広島県三次市や庄原市は島根県との県境を持つ広島県の山間部に位置します。なんと海なし市!

 

この地域ではサメのことを「ワニ」と呼び、郷土料理として昔から食べていたそうです。

 

なぜサメのことを「ワニ」と呼んでいるのかはとても不思議です。

 

しかも、なぜこんなところでサメを食べる文化があるのか、不思議でしょうがありませんね。

 

まあ、そんな話はさておき

 

この地域での主なサメの食べ方は「刺身」や「湯引き」といった生で食べる習慣が強いようです。

 

時間が経つとアンモニア臭くなるサメがなぜ山の奥で…

 

疑問は深まるばかりです。フカだけに…

 

利用されるサメとしては、主にネズミザメアオザメシュモクザメが多いようです。これらのサメは島根県、鹿児島県、高知県、静岡県、宮城県など全国から供給されています。

 

三次市には「フジタフーズ」という、わに(サメ)専門の郷土料理店があり、地域の郷土料理である「わに料理」を現代風にアレンジして販売しています。

 

フジタフーズさんには、「わにウインナー」、「わに餃子」、「わにまん」などなど様々な商品があるようです!

 

「わにプリン」なんかもあるみたいですね!

 

サメ×プリン!?一体どんな味なんだ?!

 

ホントに気になります笑

 

近いうちに行けたらいいと思っています!

 

②青森県外ヶ浜町三厩

主な料理:すくめ、飯ずし、煮付け、蒲焼きなど

利用種:アブラツノザメ

 

次に紹介するのは青森県の旧三厩村!現在は蟹田町、平舘村が併合して外ヶ浜町となりました。

 

この地域では昔からサメを食べる習慣が強く根付いており、なんと古くは縄文時代からと言われています!

 

一番代表的な調理法は「すくめ」というもので、サメの頭を湯がいて、キャベツなどと共に酢味噌て和えて作るそうです。

 

この料理はお正月には欠かせない一品だそうです!

 

また、飯ずし、刺身、煮付け、田楽など様々な食べ方で食べられています。

 

この地域ではアブラツノザメを主に食用としています。

 

なんと県内のサメ漁獲高の9割占めている!

 

アブラツノザメは寒い地域に多く生息しているから、獲れる割合も多いのかなァ?

 

また、このサメからは良質な肝油がとれるみたいですね!

 

さて、お次は栃木県のサメ食文化について触れたいと思います!

 

③栃木県

主な料理:フライ、煮付け、ステーキなど

利用種:ネズミザメ、アブラツノザメ

 

はい!お次はなんと栃木県!海なし県が出てきてしまいましたね〜

 

広島県でも内陸で食べてたよなぁ

 

何か理由があるのかなぁ…まぁその話は置いておいて

 

栃木県ではサメを「モロ」や「サガンボ」と呼び、フライ煮付けとして家庭で普通に出てくる料理だそうです。

 

学校給食でもサメのフライが出るようで、魚の独特な臭みや骨がなくふわふわとした食感から人気のメニューとなっているようです。

 

栃木県では、郷土料理と言うよりは日常食としての性格が強いように思えますね。

 

もちろんお正月など、めでたい日いわゆる「ハレの日」にも欠かせない食材だそうです。

 

栃木県では一定の地域にサメを食べる文化があるというよりは県全体で食べられているようです。

 

まさに栃木県民のソウルフードと言える食材ですね!

 

栃木県では、主にネズミザメアブラツノザメを食用としているらしく、ネズミザメを「モロ」アブラツノザメを「サガンボ」と呼んでいるそうです。

 

皆さん!栃木のスーパーの鮮魚コーナーで、モロやサガンボという名前を見つけたら、それはサメです!

 

まぁでも、栃木県民でもモロやサガンボのことをサメと知らずに食べている人も少なくないようです🙃

 

栃木県民の皆さん!

 

自分が知らず知らずのうちにサメを食べていた!という人もいるのではないでしょうか!?笑

 

ちなみにサガンボは茨城県北部、モロは宮城県の気仙沼からくるものが多いようです。

 

終わりに

皆さん、いかがだったでしょうか?

 

サメを食べる人々は存在しています!

 

今回紹介した3地域以外にも、宮城県気仙沼市や新潟県上越市の山間部など日本各地に点在しています。

 

局所的ではありますが、意外にもサメを食べる地域は多いのかもしれませんね。

 

あと、サメ食文化が海から遠く離れた山間部に多い事にも、ちゃんと理由があるんですよ!

 

次回は、サメ食文化がなぜ海と接していない山間部に多いのか、その真実に迫りたいと思います!

 

それでは✋

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