みなさんこんにちは!MUSHI−KUNです^^
今回はカニステルの生長記録と関東での越冬について話していきたいと思います!
カニステルを知らないという人も多いと思うので簡単に説明しておきます!
カニステルはアカテツ科オオミアカテツ属の常緑小高木で原産地はメキシコ〜パナマといわれています。日本では沖縄県で栽培がなされています。
そう!カニステルは熱帯果樹なのです!ということは関東地方での露地栽培は難しいかもしれない。。住宅街を歩いていてもカニステルを庭木にしている人は見たことありません。
まあ厳しいよな〜。
しかしながら意外な事実が発覚!なんとカニステルは熱帯果樹の中では耐寒性が比較的強く、成木に成長すればなんと−3〜−5℃まで耐えることができるそう!これだけ耐寒性が高ければ関東でも沿岸部など朝の冷え込みがそこまで厳しくない地域であれば路地もしくは屋外鉢植えでの越冬が可能かもしれません!
アメダスの過去の気象データを確認すると、三浦・辻堂・横浜(中区)といった沿岸地域では年間最低気温が−5℃以下になることは滅多にないようで過去30年間を見ても辻堂で1回のみでした。三浦・横浜に関しては−3℃を下回る日が三浦で1日あったのみであるので、カニステルが−5℃まで耐えるのであれば三浦・横浜では露地栽培が可能ということになります。
問題は内陸部です。結構驚きの数字でした。海老名の観測データでは年間最低気温が−5℃以下の年が大半を占めており、−6℃、−7℃の年も多く目立ちます。1996年には−8.6℃を記録していました。神奈川県の平地でこんなに気温が下がるの?と信じきれていない私もいます。−8℃って…。とてつもない寒さですよね笑
しかしこの気温は年間最低気温です。毎日こんなに寒いわけではありません!強い寒波が来た時にだけです。また寒波に加え、放射冷却も大きく関係しています。放射冷却はよく晴れた朝に起きる現象であり曇りの日では弱まります。なのでここまで強く冷え込むのは年1回、2回ぐらいでしょう。2023年の半順ごとの海老名のデータを見ても、−7℃に達したのは1回のみで、それ以外はマイナス5℃以上となっています。またこのデータの数字は瞬間的なもので夜中中この寒さが続くわけではありません。基本的には朝方の日の出直前に出る数字です。成木で幹がしっかりしていれば最悪枯れることはないと思われます。
そう考えるとまだ可能性は捨てきれません!
当地は神奈川県の内陸部に位置するため海老名市の気温とほぼ同じと考えることにしました。そう考えるとギリギリ(数字だけ見るとアウト)のラインではありますが、有効な防寒対策を考え屋外越冬にチャレンジしていきたいと思います!
生長記録
ここからは生長記録を紹介していきたいと思います!写真の苗は2022年3月26日に播種して、そこから4ヶ月ちょっと経った2022年8月8日の様子です。アボカドのようにタネがそこそこ大きいので成長はとても早いです。きれいなグリーンで大きめの葉がとても美しいです!葉焼けを避けるため夏場も室内で管理していましたが、耐陰性があるようで室内でもメキメキ育ちます。個人的に葉はパキラよりも美しいと思います。観葉植物にするのもいいですね♪
続いて2023年11月21日の様子。発芽して1年半以上が立ちますたが元気に育っています。暑さもだいぶ落ち着いた10月ごろ屋外に出すことにしました。生長は一年目に比べだいぶ落ち着きましたが、おそらく鉢増しをしていないからだと思います。無事越冬できたら来年の春頃に行う予定です!
年が明けた2024年1月11日の様子です。非常に元気です!温度計では12月23日に−2.1℃を記録しましたが問題ないようです!ただ右の木は葉の色がむらさきががっています。おそらく低温に当たったことによりアントシアニンが分泌されたのだと思います。この現象はキャベツやブロッコリーをはじめ多くの植物に見られます。紅葉も同じです。これは防衛反応のようなものなので、軽度であれば問題ないと信じたいです!
2月1日の様子。2月に入りましたが耐えております。気持ち葉が垂れ下がり、元気がなくなったようにも思えます。(向きが変わったことやカメラの角度が若干違うからかもしれません)1月26日に温度計で−2.3℃を記録しましたがダメージはほとんど受けてないように思えます!触った感じ萎れているなどはなく問題なさそうです。
右の木はこんな感じで紫色です。なんだかこれはこれで美しいですね^^ 葉枯れもほとんどありません。ただ左の個体は今までと変わらず青々としています。こんなにも個体差があるものなのでしょうか。不思議です。
ということで、今回はこの辺りにしておきましょう!2月頭まで問題なかったカニステルたち、このあと試練が訪れます!果たして無事だったのか!?続きは後日アップ予定です!お楽しみに✋
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